No.161108

KD-04, Display Monitor for Prototyping





〔概要〕

 動作確認用ディスプレイ・モニターの制作


 試作時に毎回LCDをブレッドボードに配置しなくてもいいように、基板に固定しておく


〔参考書籍〕


  

『The Arduino Starter Kit 日本語版』 (2016)
http://www.arduino.org/products/kits/arduino-starter-kit
 11 水晶玉占い

『Prototyping Lab』 小林茂 著 (2010)
 4章 Arduinoチュートリアル、ArduinoボードにLCDを接続する P095-098

『ボクのArduino工作ノート 改訂版』 鈴木哲哉 著 (2013)
 第1章 基本機能拡充編 chapter 1 LCDとスイッチ P12-23



〔参考LINK〕

ラトルズネット / ボクのArduino工作ノート 改訂版
https://www.rutles.net/products/detail.php?product_id=554

サポートページ・ダウンロード
http://www.rutles.net/download/399/index.html



〔Parts List〕

液晶ディスプレイ LCM1602/型番:JHD659 M11 1.1 
(Arduino Starter Kitに付属していたもの)

半固定ボリューム 10kΩ  x 1
カーボン抵抗 220Ω  x 1
ピンソケット
耐熱電子ワイヤー 1.36㎜, AWG22 (協和ハーモネット)
ユニバーサル基盤 片面 2.5mmピッチ、72x47.5mm

ブレッドボード用DCジャックDIP化キット  x 1
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-05148/
基板用トグルスイッチ x 1













温度・湿度センサーが読み取った値をTwitterに投稿するという装置を作っていたのですが
以前作成したLCDシールドと接続ピンが重複してしまいました。

ブレッドボードにLCDをさして、さらに配線を毎回やり直すのもたいへんなので
デバイスとしてまとめてしまおうという作戦です








入門書キット、Arduino Starter Kitに付属していたLCDが使い道もなく余っていたので
これを利用できるのではないかと仕様書を斜め読み

ほとんど内容は理解できませんでしたが、まぁなんとかなるのではなかろうかと。








ついでにここから電源を供給できるようにしてみます















Arduino GND 5.0V D GND D D D D D GND
基板 ボリューム10kΩ
⇒5.0VとGNDへ
R220Ω
⇒5.0Vへ
LCDのピン Vss Vcc V0 RS R/W E D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 LED+ LED-





LCDのピンとArduinoのピンの関係は上のような関係となるようです

DとなっているところをデジタルI/Oに接続して、プログラム上でどこにピンに差すのかを指定します



<例:以前作成したLCDシールドの場合>
LiquidCrystal lcd(10, 9, 8, 3, 2, 4, 7);
// 因数は順にLCDの RS, R/W, E, DB4, DB5, DB6, DB7に接続したピンの番号

制御信号:RS,
制御信号:R/W 
     今回は省略してGNDへ落した
     ⇒ Starter Kit, Prototyping Labの作例ではGNDへ接続
     ⇒ ボクのArduino工作ノートの作例ではデジタルピンへ接続
同期信号:E,
文字/命令:DB4, DB5, DB6, DB7



R/Wをどう扱ったものかよくわからなかったけれど、とりあえず多数決的にマイナスにつないどくことに

デジタルI/Oに接続する必要が出てきた場合に備え、配線のやり直しがすぐできるようにしておきました























とりあえず形にはなったような。

動作テストをしてみます















LCD用のサンプルスケッチを書き込んでテスト








無事動作しているようです

















































できあがり













〔雑感〕

「部品を再利用して、なにか別のものを作ることができた」という点で
当初イメージしていた電子工作の形に近づくことが出来たような気がする


部品ごとの特性などにはまだまだまったく理解が及ばないのだけれど、
これは数をこなしていくうちになんとかなるんではないかなー、と漠然と考えながらはんだ付けしました。



配線丸出し方式について、これは 「作っている本人がなにもかも全くわかっていない状態」 である、
という恐ろしい状況であるので、こういう風に接続を可視化しておくとかえっていいのかもなぁ、

などと思ったり。












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