A10-0T (今回の実験で使用したエンジン)
Total Impulse :
2.5Ns/Max Thrust :
13.0N/Average : 10N
Max Lift Wt. : 142g
Duration :
0.8sec / Time Delay : 0sec
A8-0 (前回の実験で使用したエンジン)
Total Impulse :
2.5Ns/Max Thrust :
13.3N/Average : 8N
Max Lift Wt. : 85g
Duration :
0.3sec / Time Delay : 0sec
前回の失敗を踏まえ、ブースター推力の上昇を図った。
スペック上では平均推力が8Nから10Nへ上昇するため、単純に前回よりもブースター性能が上昇すると思われた
<reference /
A10-0T リンク先のグラフ(スラストカーブ)を参照
http://www.estesrockets.com/rockets/engines/mini/001510-a10-0t-engines
Average = 10N
Duration = 0.22sec (グラフ値)
Total = 2.2Ns
0.8sec 仕様上の燃焼時間 / 平均推力:2.2Ns÷
0.8秒=2.75N
0.22sec 型式上(グラフ上)の燃焼時間 / 平均推力:2.2Ns÷
0.22秒=10.0N
0.82sec 実際の燃焼時間 / 平均推力:2.2Ns÷
0.82秒=2.68N
⇒ 出力の小さくなる時間:0.82-0.22
= 0.6sec
A8-3 リンク先のグラフ(スラストカーブ)を参照
http://www.estesrockets.com/rockets/engines/standard/1598-a8-3
Average = 8N
Duration = 0.3sec (グラフ値)
Total = 2.4Ns
0.5sec 仕様上の燃焼時間 / 平均推力:2.4Ns÷
0.5秒=4.8N
0.3sec 型式上(グラフ上)の燃焼時間 / 平均推力:2.4Ns÷
0.3秒=8.0N
0.72sec 実際の燃焼時間 / 平均推力:2.4Ns÷
0.72秒=3.3N
⇒ 出力の小さくなる時間:0.72-0.3 = 0.42sec
/>
性能的には、A8-0よりもA10-0のほうが最大推力が得られるものの、
「推力が低下しメインエンジンへの点火が行われるまでの時間」
が長くなってしまう。
このことから
「推力が低下するまでに、慣性力による機体上昇の状態にまで機体を加速させなければならない」
と考える
燃焼時間について、 型式上(グラフ上) としたのは、たとえば
A8 という型式のエンジンが
A=総推力2.5Nsのエンジン(A型)であることを示す (B型であれば、5.0Ns)
8=平均推力が8Nであることを示す
という型式の付け方に基づいたエンジン燃焼時間の算出法に因るものである
エンジン型式は、推力の推移曲線(スラストカーブ)が大きくなる時間に基づいて決定されており、
エンジン仕様書の記述や、実際にエンジンの燃焼が終了するまでの時間とはギャップがあるようだ
平均推力を上げることで、前回よりも良好な結果が得られると思ったが、こうしたエンジン特性の理解が
及ばなかった、次回の機体ではこの点も改善したい