No.160301
火星研-〇三式ロケット
hML-03 Rocket "Fly Me to the Mars"








【概要】
 多段式モデルロケット

<機体名>
 火星研 〇三式/hML-03

<機体寸法・重量>
 全長:770mm
 重量:153g (ブースターα型 wo.engine,Parachute and camera)


Nose Cone : 11g/Paper

Payload unit : 36g/ABS, PVC
  Camera : 9g
Main rocket : 65g/ABS, Foamed PVC
  Parachute :7g D=50/PE
  Engine (main) :
       24g Estes C6-3
       18g Estes B6-2
Booster Type α : 40g/ABS, Foamed PVC
Booster Type β : 23g/ABS, PVC
  Engine (booster) :
       14g Estes A8-0













今回のメインチューブ材

カラーコーン用仕切り棒(カラーバー)
黒いものと白いものがあったが、白いほうが軽量だったためこちらを採用








対立候補であった100均のプラバット

軽量さでは申し分ないものの軟質プラスチックであるため、
接着強度に不安があり採用を見送り








ペイロードセクションにはこのような方式を検討したが、最終的に却下となる








廃棄となった材料








エンジンマウンターは使用済みエンジンの輪切りとケント紙








ボディチューブとの接続はゴムスポンジを使用








フィン材は発泡塩化ビニル

前作hML-02では3mm厚のものを使用したが、機体の小径化により
2mm厚のものを採用








紙筒のソケットを接続し、ブースターユニット完成








当初、エンジンマウンターにする予定だった水道管の異径ソケット

エンジン形状・ボディチューブに絶妙に適合する寸法であったため、
ほぼそのままブースターユニットにしてしまうことに








ペイロードセクション底部には水道管キャップを切断したものを使用
フックは端部を閉じてショックコードを接続する





































<実験検証:フライトテスト01>











点火〜リフトオフ成功

ランチロッドクリア後、機体姿勢良好












ブースターβ型 燃焼終了〜分離








メインエンジン点火








出力上昇、再加速

機体姿勢良好








パラシュート展開せず落下、機体損傷とくになし

粘着テープの付着により、展開が阻まれたと思われる

また、到達高度の不足により、上部ユニット分離〜落下までの時間が短かったことも
パラシュートが開かなかった要因と考えられる








<実験検証:フライトテスト02>











ブースター分離とほぼ同時に上部ユニットが分離








上部ユニットがフィンに直撃し、これを破損








致命的にコントロールを喪失〜落下








破断面から、固定強度に問題はなく、フィン体そのものが折れた模様








フィンを接着して再試験









<実験検証:フライトテスト02>











この段階では、上部ユニットの問題を認識していなかったため、
まったく同条件でテストをしてしまった








テスト02と同様、フィン破損〜機体落下








落下の衝撃により、さらにもう一枚フィンが破損










<経過推移・考察>

1) ブースターの推力により機体加速・上昇

2) ブースターの燃焼終了〜機体の減速

3) 上部ユニットは慣性力とともに上昇しようとする

4) メインエンジンの出力が上がる前に上部ユニットが慣性力により放出された





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